秋のエベレスト方面の花
Flowers in Autamn: Everest Region

　　2007年9月から10月にかけてプモリ遠征に行った。5000mを越えると残っている花は少ないが、低い所ではまだ多く咲いている。
　一般にネパールの紅葉は高山の草紅葉以外は余りきれいではない。紅葉する植物が少ないためと、気温差や雨量も関係するかもしれない。茶色に枯れてすぐに落葉してしまう木が多い。
　左の写真は5300m前後の岩礫地にあるクッション植物の紅葉。ヒマラヤでは珍しく鮮やかな色となる。

	リンドウ科リンドウ属ゲンティアナ・デプレッサ Gentinana　depressa パンボチェの上 4000ｍ、10月中旬秋のエベレスト街道の4000～5000ｍ付近にはリンドウの花沢山見られる near Pangboche, 4000m, October
	キキョウ科キアナントゥス属キアナントゥス・ミクロフィルス Cyananthus microphyllus パンボチェの辺り 3900ｍ、10月中旬この花としては少し花期が過ぎている near Pangboche, 3900m, October
	タデ科イブキトラノオ属ビストルタ・マクロフィラ Bistorta macrophilla ディンボチェの上 4500ｍ、10月中旬ディンボチェからトクラへのロブチェ・コーラの左岸の道は、クーンブ・エリアとしては珍しい広々とした台地で気持ちがよい near Dingboche,4500m, Octber
	バラ科キジムシロ属ポテンティラ・エリオカルパ Potentilla eriocarpa ディンボチェの上 4500m, 10月中旬一つ一つの花はきれいな黄色だが、時期が遅かったためか群生しておらず目立たない。群生している花を求めて下山していると、標高が下がりすぎて見当たらなくなってしまった。
	キク科アラルディア属アラルディア・グラブラ Allardia glabra ゴラクシェップからプモリベースキャンプへ行く途中 5200ｍ、9月下旬 Upper side from Gorakshep, 5200m, the end of September
	キンポウゲ科オオヒエンソウ属デルフイニウム・ブルノニアヌム Delphinium brunonianum ゴラクシェップの上部。プモリＢＣにも咲いていた。葉は黄色くなっても、花はドライフラワーのように長く咲いている 5300ｍ、9月下旬 Upper side from Gorakshep, 5300m, the end of September
	リンドウ科サンブクリンドウ属コマストマ・ペドゥンクラトゥム Comastoma pedunculatum ゴラクシェップからカラパタールへの途中 5300ｍ、9月下旬 near Kala Patthar, 5300m, the ond of September
	ユキノシタ科ユキノシタ属サキシフラガ・アリストゥラタ Saxifraga aristulata カラパタールの近く 5300ｍ、9月下旬高所の岩礫地のクッション植物に生える、ユキノシタ属やベンケイソウ属、ノミノツヅリ属、キジムシロ属は似ているものが多く、私には見分けがつきにくい。
	ユキノシタ科ユキノシタ属サキシフラガ・アリストゥラタ Saxifraga aristulata カラパタールの近く 5300ｍ、9月下旬上と同じ、サキシフラガだと思うが、ライフタイムの時期の差か、葉の形が違うような気もする。 near Kala Pathhar, 5300m
	ナデシコ科ノミノツヅリ属アレナリア・グランドゥリゲラ Arenaria glanduligera カラパタールの近く 5300ｍ、9月下旬 near Kala Pathhar, 5300m, the end of September
	ナデシコ科ノミノツヅリ属アレナリア・グランドゥリゲラ Arenaria glanduligera カラパタールの近く 5300ｍ、9月下旬 near Kala Pathhar, 5300m, the end of September
	キク科トウヒレン属デサウスレア・シンプソニアナ Saussurea simpsoniana ゴラクシェップの上部。プモリＢＣに行く途中 5300ｍ、9月下旬綿毛に包まれたセーター植物 on the way to Pumori BC, 5300m, the end of Setember
	キク科トウヒレン属デサウスレア・シンプソニアナ Saussurea simpsoniana プモリＢＣの上部 5500ｍ、10月上旬雪が降り、綿毛が役にたつ upper side from Pumori BC, 5500m, the biggining of October

home