黒潮国体(和歌山国体)山岳競技
昭和46年(1971年)10月

 

 第26回国民体育大会は黒潮国体と銘打ち、和歌山県で行われた。山岳競技は霊場高野山を出発し、いくつかのコースに分かれ、最近、世界遺産で有名になった熊野古道の本宮町を終点とするものであった。
 最近の山岳競技は当時とは様変わりし、リードクライミングとボルダリングで行われているが、当時は登山の基本的な技術や体力を採点するものであった。例えば、歩行技術やテントの張り方、天気図の描き方、体力、チームワーク等々である。チームは選手3人と監督1人の計4人編成である。登山を競技とすることには異論があり、またコースの中で順位はつけるが、都道府県の対抗の得点から除外されていた。
    地元では国体のコース調査と準備のため多大の時間を費やし、お陰で山岳会で計画を進めていた海外遠征は幻と消えた。
    写真はカラースライドとして保存していたが、40年近くたつとかなり色が褪色し、また、赤みを帯びてしまい、若干色彩補正を加えた。

 

  

                      高野山での山岳競技受付  

          

                     高野山は山岳競技と剣道の会場となった

          

                        選手、役員の皆さん

          

                        開会式における役員と選手            

              

                            高野山の出発地

         

                   出発前の選手たち、手前は熊本県チーム

           

                             記録をつける選手

          

                     休憩地にて。手前は東京都チーム

         

                          谷あいでの休憩

          

                          役員の皆さん 

               

                     果無山脈を行く静岡県チーム

         

                      歩行中の一コマ。役員がチェック

               

                 木のはしごを下りる選手たち。ここも採点対象

         

                              休憩

         

                   秋の日だまりでのくつろぎ。香川県チーム

         

                           本宮町での終点

                  

                    修験道の本場、熊野の山伏の出迎え  

 

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