カラパタールとエベレストベースキャンプ方面の山
 Kala Patthar and Everest Base Camp

 

  カラパタール5550mからのエベレスト8848mとヌプツェ7861m
Mt. Everest 8848m and Nuptse 7861m from Kala Patthar 5550m 

 

    カラ・パタールKala Patthar(5550m)とは黒い岩と言う意味である。ネパール語で黒は「カロ」と言い、「カラ」も同じ語源だろう。アンナプルナ・エリアのカリ・ガンダキの「カリ」も同じく黒という意味で、カリ・ガンダキは黒い河という意味になる。
   カラパタールはプモリの南方直下にあり、エベレスト8848mの好展望台である。このルートには他にポピュラーなトレッキングコースとして
エベレスト・ベースキャンプ5364mがある。カラパタールの麓のゴラクシェップ5140mに行く途中にディンボチェ、チュクンに分岐するコースもあり、クーンブ・アリアでは最もトレッカーが多い。またエベレスト登山、プモリ、アマダブラムやアイランドピークなど登山のキャラバンルートとしても賑わっている。
  エベレスト山は最初ピーク15と記号をつけられていた。1852年にインド測量局により世界最高峰と分かり、ネパール政府に地元の名前があるか確認したが分からなかった。そこで時の測量局長官は前のインド測量局長官の功績をたたえ、その名前をとり、エベレスト山と命名した。なお、奥ゆかしいエベレスト氏は固辞したそうである。ネパールではエベレストが見える場所はごく限られているため、ネパールの殆どの人はその存在すら知らなかったであろう。チベット人やシェルパはその存在を知っており、チョモランマという名前は以前からあった。その意味は世界(または地上、国)の母神(女神)である。従って、中国ではチョモランマ・フン(峰)と呼ぶ。
   一方、ネパールでもネパール語の名前がないと具合が悪い。そこで文字通りの意味としてサガルマータ(「大空の頭」の意)と1956年頃に名前がつけられた。
    ヒマラヤという名前は古代サンスクリット語の、ヒマ(雪の意)とアラーヤ(住居の意)が結びついたもので、「雪のあるところ」の意味である。過去のネパール人にとっては特に目立つピーク以外の多くの白き峰々は「ヒマール」と呼ばれ、個々のピークには関心もなく、名前は余り無かったと思われる。今でも、一般のネパール人に山の名前を聞いても有名な山以外は殆ど知らない。余談であるが、好奇心旺盛な日本人は山の名前や、花の名前をすぐ聞きたがるが、無駄なことが多い。そこで外国人が山の名前をつけたり、記号(まだ、ピーク 29やピーク38などの名前が残っている)で呼んだ。外国語の山の名前ではネパール人のプライドが許さないためか、最近ではネパール語(シェルパ語等も含む)の名前がつけられてきた。トレッキング用の地図では例えば、Mt. Everest (Chomolungma) Sagarmatha や、 Island Peak (Imja Tse) などと併記して書かれている。

 

 アマダブラム6856m、 Ama Dablam
 アマは母、ダブラムは首飾り、即ち母の首飾りという意味である。2006年11月に懸垂氷河の崩落による雪崩でキャンプ3が崩落、6人が遭難した。

 

  Ama Dablam (left) and Kangtega (right) 6685m from Tholka Pass 4830m
 トルカ・パスには山で亡くなったシェルパ達の慰霊塔が立ち並ぶ。タルチョー(経文を刷った五色の祈祷旗)の左(写真には写っていない)はバブ・チリ・シェルパの慰霊塔につながっている。バブ・チリはエベスト早登り記録や頂上長時間滞在記録(これはまだ破られていないと思う)を持っていた。不注意でクレバスに落ちて亡くなった。早登り記録はその後、2人のシェルパが破ったが最新の記録には双方の間で論争もある。

 Island Peak (Imja Tse) 6168m
アイランド・ピークは比較的易しく、最もよく登られている、NMAクライミングピークの一つ。7000m峰やチョーオユーのステップとして登る人も多い。

 Mehra Peak(Kongma Tse) 5820m (left), and Pokalde (center) 5806m
 両ピークともNMAクライミングピーク。左のコンマツェはポピュラーなメラ・ピークとは別の山である。

 Lhotse 8501m and Lhotse Shar 8393m
 ローツェのローは南、ツェはピークの意。エベレストの南岳である。ローツェシャールのシャールは東、即ち日本語では南岳東峰の意味となる。右のローツェ・シャールは8000m以上あるが、ローツェの支峰とみなされ、8000m峰の14座には入っていない。

  Lhotse, Lhotse Shar and Shartse II (Peak38) 7591m
 ローツェとローツェシャールの右奥はピーク38、その右にわずかに見えるのはアイランド・ピーク。ペリチェ・パス4270mより。

 Going to Tholka through Lobuche Khola
 ロブチェ・コーラをトルカに向かう。右はロブチェ・イースト6119m

 Nuputse 7861m and Moon
 ヌプはシェルパ語で西、ツェはピーク。ヌプツェは日本語だと西岳になる。  

 Ama Dablam 6856m
 カラパタールからのアマダブラム

 Mt. Everest and Nuptse from on the way to Kala Patthar
 カラパタールの途中からのエベレストとヌプツェ

 Kumbu Glacier at Everest Base Camp
エベレストとローツェから流れ来るクーンブ氷河

 Mt. Everest 8848m from Kala Patthar 5550m
カラパタールからのエベレスト

 Pumo Ri 7165m
 Pumoは「乙女または娘」、Riは「山」、「乙女の山」の意である。エベレストの娘とも言われる。あの有名なジョージ・マロリーが名づけたといわれているが、マロリーはネパール側ではなくエベレストの北東稜などチベット側から見たはずであり、この形は知らないかもしれない。左の写真で、プモリの手前の丘がカラパタール。右の写真の黒い尾根がカラパタールから続く南稜。

 Pumo Ri 7165m
 プモリの南面を、南東側から撮影。

 プモリの南西稜末端にある二つの氷河湖。昔は氷河の下だっただろう。将来は消滅するかも。氷河後退の証明写真に役立つかな。

 

<2006年の記録:カラパタール、エベレストBC、チョラパス、ゴーキョ・ピーク Kala Pathhar, Cho La Pass and Gokyo Peak>
Nov. 29, Wed
    カトマンズ→ルクラ、ナムチェバザール3440m     Kathmandu to Lukla Yeti Air, and to Namache Bazar
Nov. 30, Thu
    ナムチェバザール→オルソー4060m               Namche Bazar to Orsho
Dec. 1,  Fri      オルソー→ゴラクシェップ5140m                 Orsho to Gorakshep
Dec. 2,  Sat    ゴラクシェップ→エベレスト・ベースキャンプ5364m→ゴラクシェップ→カラパタール5545m→ ゴラクシェップ
                                                                 Gorakshep to Everest Bace Camp, Gorakshep, Kala Pathhar,  return to Gorakshep

Dec. 3,
  Sun    ゴラクシェップ→ゾングラ4830m                  Gorakshep to Dzonglha
Dec. 4,  Mon   ゾングラ→チョラ・パス5330m→タンナック4700m          Dzonglha to Cho La Pass and Thangnak
Dec. 5,  Tue    タンナック→ゴーキョ→ゴーキョ・ピーク5360m→ゴーキョ4750m
                                                                                  Thangnak to Gokyo and Gokyo Peak, return to Gokyo
Dec. 6,  Wed    ゴーキョ→ポルツェテンガ3680m               Gokyo to Phortse Tenga
Dec. 7,  Thu    ポルツェテンガ→モンジョ2835m                 Phortse Tenga to Monjo
Dec. 8,  Fri     モンジョ→ルクラ2840m                             Monjo to Lukla
Dec. 9,  Sat     ルクラ→カトマンズ                                   Lukla to Kathmandu, Yeti Air      

 

home

 menu